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金曜

電話エッチ

オナ友
タクシードライバーをやっていた時があって、いろんなお客さんがいましたね。深夜に走らせることがほとんどだったので、酔客が多かったですね。
酔っ払いオヤジを乗せたら後部座席で電話をし始めて、ずーっと女の子(と思う)を口説いていたりね。そんなにしつこかったらおっさん嫌われちゃうよ?と思っていたら、下車する頃にはすっかり意気消沈していて、ああダメだったんだなこりゃと腹の底で笑いを堪えていたりしました。
水商売系の女性もいっぱい乗せました。何となく姿を見ただけで「あ、これは風俗嬢だな」とわかるようにもなりましたね。もちろん、風俗嬢だからと言って、外でも露出が高い服を着ていたりするわけじゃないんですけど(あたりまえだ)、何か雰囲気でわかるんですよね。さっきまで男のチンコ咥えていたオーラっぽいものがあるんです。
そう言えば、電話エッチを始めたお姉さんもいましたね。発車するなり、電話をかけ始めて「ああ、○○くん?今から帰るね」と喋り始めまして、きっと同棲しているカレシがいるんだななんて思っていたのですが、「え?やだあ、帰るまで待てないの?」ときて、「しょうがないなあ、じゃあちょっとだけだよ」と口をクチュクチュ鳴らしだしまして、え?ちょっと待て、アンタは俺の車の中で何を始めるつもりなんだ?と思っていたら、「アン、ダメよ、そんなとこ」なんて艶っぽい声を上げ始めてね。これって電話エッチじゃねーか!って。バックミラーでチラッと見ると、既にアヘ顔になっている。ここからは見えませんが、右手でスマホ持って左手はきっと・・・。
彼女が「あうーん」と艶めかしい声を出したのを確認して、「着きましたよ」と感情を押し殺しながら告げました。彼女が境地に辿り着いたのと目的地に着いたのは同時でした。あれはひどい生殺しでしたね。車を走らせながら僕も勃起しちゃって、以降は営業になりませんでした。
ただ、何と言うかカバーシートに匂いがついちゃってね。タクシー内での電話エッチは止めましょう。
新型コロナに罹らない出会い方
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